今を知り、これからに備える――10月のセミナーを終えて

ようやく初秋を感じる季節となってまいりました。

先週の土曜日、10月3日に当社主催のセミナーを開催いたしました。

今回は2部構成で、第1部は私が「不動産を活用した資産形成」をテーマにお話ししました。

第2部では司法書士の先生をお招きし、「家族信託」について解説していただきました。

第2部の講師の先生が所属する司法書士法人の代表者は、『世界一やさしい家族信託』という書籍も出版されています。私も拝読し、大変参考になりました。

実は、この代表者とは、同じ経営塾で共に学ぶ間柄です。今回もそのご縁から、ご協力いただきました。

家族信託とは

家族信託は、よく耳にする「遺言信託」とは、全くの別物です。

相続が発生した後の手続きを支援する「遺言信託」に対し、
「家族信託」は、認知症などによって本人の判断能力が低下する前 (生前) から、財産の管理や承継について備えられる仕組みです。


活用できる内容が幅広いことも、大きな特徴だと感じています。

 

 

セミナーで見えた「将来への不安」


参加者の皆様に共通していたのは、ご自身の将来に対して漠然とした不安をお持ちで、それを解消する手立てを求めてご参加された、ということでした。

「将来、働けなくなった場合の安定収入を、どのように確保すればよいのか」

「これからの不動産投資は、どうなっていくのか」

不動産投資については、このような点に不安を感じていらっしゃるようでした。

家族信託については、やはり「認知症になった場合に備えるための仕組み」という点に、最も関心が集まっているように見受けられました。

おかげさまで参加者数は予定を大幅に超え、急きょ机や椅子を追加して対応するほどの盛況となりました。

ご参加いただいた皆様、そしてご協力いただいた講師の先生に、改めて御礼申し上げます。

 

いま起きている3つの変化

今回のセミナーを通じて、私が皆様に一番お伝えしたかったこと。

それは、「今を知る」ことの大切さです。

私たちを取り巻く環境では、すでにさまざまな変化が起きています。

① 金利の上昇

金利は今年だけでも2回上昇しました。この傾向は来年も続くと見られ、今後、金利が下がる可能性は低いと考えています。


② 不動産購入に関する税制の変更

来年1月1日から、相続税対策を目的とした不動産購入に関する個人の税制が変更される予定です。


③ 自社株評価に関する税制の変更

再来年の令和10年1月1日からは、自社株評価に関する税制も変更される予定です。

この3点だけを見ても、早急に対応策を考え、準備を始める必要があります。

 

「今を知る」ことから、備えは始まる

大切なのは、変化が起きてから慌てて対応することではありません。

今の状況を正しく知り、その先にどのようなことが起こるのかを想像しながら、事前に準備しておくことです。

今を知り、これから起こることを予測し、事前に備える。

それが、将来の不安を減らすための第一歩だと考えています。

昔から「備えあれば憂いなし」と言います。

この機会にぜひ想像力を働かせ、ご自身やご家族、そして資産を取り巻く環境について、一度考えてみてはいかがでしょうか。

≫セミナー当日の詳しい様子はコチラ